来る12月9日(日)に中国地区昇級審査会とRF武道空手道中国地区大会(トーナメント)を開催します。
いつものように午前中に審査会~午後に大会となります。
12月の試合は、打撃総合ルール(打撃~組技まで パンチ・蹴り・投げ・抑え込み)となります。
打撃とは「パンチ・蹴り」、組技とは「投げ・抑え込み」のことをいいます。
(6月と12月は打撃~組技までのルールとなります。)
(少年部は関節技・絞め技は入りません。)
午後の大会のほうは敷居が高いと感じてしまい、午前中の審査会受験のみの人もいますが、よろしければぜひ午後の大会のほうもがんばってみて下さい。
(午前~午後までですと、丸一日かかってしまうので、ご家族の皆さん大変かと思いますが、主旨をご理解頂き、よろしければぜひチャレンジさせてあげて下さい。)
【大会トーナメントの少年部クラス分けについて】
申込人数の多い学年は、『新人の部』と『上級者の部』に分けて行います。
無級~5級(白・紫・青・黄)の新人の部
4級以上 (緑・茶・黒) の上級者の部
下の級の皆さんでもチャンスがあります。ぜひチャレンジしてみて下さい。
(今後、出場者数が増えていきましたら、更にクラス分けして、白帯・紫帯の部/青帯・黄帯の部/緑帯・茶帯の部/黒帯の部で行えるよう考えております。)
【稽古で行う練習内容】
・準備体操・ストレッチ(空手稽古をするための準備、ゆっくりと関節の可動域を広げる。)
・基本稽古(その場で技を出す。その場で反復し、技を身につける。技を練る。)
・移動稽古(移動して技を出す。動いて反復し、技を身につける。技を練る。)
・ミット(実際に当てる感覚を養い、打ったときの作用反作用の体力をつける。技を練る。)
ここまでは、基本的な反復練習。
何回も同じ繰り返しをすることで自分に基本が身につきます。
地味な基本・基礎の繰り返しが、自分の中に大切な軸を作っていくことになります。
地味な基本の反復は、ときに飽きがくることもありますが、地道にがんばって下さい。
・打撃のスパーリング 実際に相手と向かい合い、技を出し合う。
・立組技のスパーリング 実際に相手と組合い、技を出し合う。
・寝技のスパーリング 実際に相手と組合い、技を出し合う。
スパーリングでは、実際の動きの中で攻めと守りを学ぶ。
基本的な反復練習で培った技と攻め守りが実際の動きの中で使えるかどうか?検証することになります。
相手も真剣に動き攻め、抵抗してくるわけですから、そう簡単に技が決まらないこともあります。
ここでまた、基本に立ち返り見直す、スパーリングでの動きを反省することになるのです。
また、立組技と寝技のスパーリング自体で体力(筋力・持久力など)もついていきます。
小さい子供さんには少し難しいかもしれませんが、日々の稽古~審査会・大会までのプロセス・意義について簡単にまとめましたので、お読み下さい。
【審査会・大会までのプロセスと意義について】
■審査会・大会という目標に向かってまじめに一生懸命稽古する。
稽古に集中すること。
先生の指導をよく聞くこと。
教わった技を積極的に練習反復し、自分のものにできるようにする。
稽古中にふざけてはいけません。
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■具体的な目標をもつ。
①「今度の大会では優勝」とか「一回戦は勝てるように」と目標を立てると良いでしょう。
②上記の勝ち負けだけの目標だけでなく、自分の技術的な面、闘い方(ファイトスタイル)などで「今回は積極的に攻めていこう」とか「パンチと蹴りのコンビネーションで攻めよう」「組んでから膝蹴りのあと投げを使ってみよう」「前回は投げられた後に抑えこまれて動けなかったから、投げられないよう気をつけよう。
もしくは、投げられてしまったらすぐにエビをウってガードポジションになろう」など
③メンタルな部分の目標として、「相手に攻め込まれても気持ちで負けないように」「最後まであきらめない」「相手を初めから強いと思い込まない」
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■試合にて最後まであきらめずに全力を尽くすこと。
試合中は技と技の闘いでもありますが、メンタルな部分で気持ちの闘いでもあります。
最後まであきらめない、気持ちで負けないこと。
稽古してきたことを試合で出し切る、アグレッシブ(積極的)に闘いましょう。
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■試合が終わり、勝ち負けがはっきりする。
勝てばうれしいし、負ければくやしいと感じます。
これはとても大切なことです。
ただそれだけで終わらないようにしましょう。
感情の快不快にとらわれ過ぎないこと。
よく反省し、次の稽古に活かすこと。
ただ勝ち負けを決めるのが試合ではありません。
日々の地味な稽古を繰り返し、審査会・大会に至るまでの取り組み方、努力の姿勢がどうだったか?
稽古してきた技が本当に使えたか?
気持ちで負けなかったか?を考えて下さい。
試合では自分の実力を知ることになります。
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■次の自分の稽古にフィードバッグし、自分の得意なことできることはさらに伸ばし、不得意なこと苦手なことは克服できるよう努力しよう。
審査会・大会が終わってからの一週間は各道場にて反省会を行います。先生からの指示をよく聞いて理解できるようにしましょう。
以上、審査会・大会までのプロセスと意義についてです。分からないことがあったら先生に積極的に質問してみて下さい。