禅道会広島山口支部では、「中国地区大会」を主催し、広島にて開催しております。
①「RF武道空手道 中国地区大会」 (だいたい10月~12月に開催) オープントーナメントで禅道会以外の団体も参加される規模の大きな大会
➁「RF武道空手道 チャレンジマッチ中国地区大会」 (3月くらいに開催) 禅道会内部で行われる大会
③「RF武道空手道 中国地区交流試合」 (6月くらいに開催) 禅道会内部で行われる交流試合 お面付き総合・組技の両方行う。
・①②③の大会ルールは禅道会技術部が定めるRF武道空手ルール(着衣総合格闘技)で行っております。
・中国地区でのエキスパートルールは、禅道会技術部の許可を得た上で、寝技パウンドに制限を設けたルールで行っております。
第1条 試合概要
打撃技、投げ技、固め技、関節技、絞め技によるノックダウン及びギブアップにて勝敗を決する。
第2条 体重・クラス
第1項 RF中国地区大会においては身長及び体重のバランスを見てグループ分けを行う。
第2項 一般部:6級以上(黄帯―黒帯)、又は概ね経年2年以上の武道格闘技経験者。
第3条 試合時間
第1項
- 一般部 試合時間:3分 グラウンド時間:50秒2回
詳細
- 主審の“時間ストップ”のコール又はジェスチャー以外は時計を止めない。
- 主審の“グラウンド”のコール後グラウンド時間となる。
- グラウンド時間終了後は開始線に戻り、スタンド状態からの再開となる。
第4条 服装
第1項 試合はRF武道空手協会(以下RFK協会)の認める清潔な空手衣、柔道衣、柔術衣を着用する。
※男子は空手衣の下(上半身のみ)には何も着用してはならない。
第2項 袖等の加工を禁ずる。また試合において、原型を異した物(切れたりしたもの)も次の試合に使用することを禁ずる場合がある。(肘までなら袖を折っても可)
第5条 防具
第1項 試合は以下の防具の着用を義務付ける。
- スーパーセーフ面(シールド面)
- 拳サポーター
- ファウルカップ(女子は任意での着用を認める)
- 脛サポーター
※マウスピースは任意
第2項 RFK協会登録選手は指定の競技品のみ可とする。
第3項 その他防具を持参する者は、指定品と類似している物で大会審判部の許可を受け、認められれば使用できる。
第4項 防具を変形させたり傷を付けたりしてはならない。
第6条 皮膚等への塗布
第1項 出場選手は身体のあらゆる部位への油脂及び、化粧品類、整髪塗料の塗布を禁ずる。
第7条 バンテージ及びテーピング・サポーター等について
第1項 バンテージ・テーピング・サポーター等の使用は認めない。
但し、サポーター及びテーピングは大会副審判長もしくは代行として指名されたものに見せて許可を得れば、その使用を認める。
第2項 バンテージやナックルパート(テーピングを拳に巻く ) 及び指定の拳サポーターを除くその他のあらゆる物を手に付、装着することを禁ずる。
第8条 計量
第1項 大会当日に体重計量を実施する。計量の結果、ビギナークラスは申告体重より(試合出場着2kgオーバーで相手に反則2与えられる。
第2項 計量の結果、2.5kgオーバーで失格となる。
第3項 脱衣しての計量を認めない。
第4項 選手・また団体・道場責任者は選手の身体安全上、出場階級に合わせた減量は一切禁ずる。
第9条 審判
第1項 試合は以下の3名となる。主審と副審は選手間の対角線上、監査は場外に配置される。
- 2審制=主審1名、副審1名
- 3審制=主審1名、副審2名
第2項 主審は当協会主催の審判講習会を受講したものが行い、選手の安全確保を最重要視したレフリングの義務を負い、試合に対して進行決着させる権限を有する。
第3項 副審は当協会主催の審判講習会を受講したものが1名―2名で行い、選手の安全確保を最重要視した主審のレフリングの補助を行う。
第4項 試合終了の判定時は、主審と副審の計2本または3本の旗数により勝敗を決する。引き分けはない為、2本以上旗があがった方の判定勝ちとなる。
第6項 審判団は判定時、主審、副審を合わせた旗数により勝敗を決する。
第10条 勝敗の判定
第1項 打撃技・関節技による一本、又は見込み一本
第2項 旗判定による勝敗の決着。
第3項 RF中国地区大会では延長戦がないためマスト判定(本戦完全決着)とする。
また事前に延長戦を設定した試合においては引き分けの場合は延長戦を行う。その際、延長ではマスト判定とする。(再延長戦はなし)
第4項 判定時に双方に技有り以上の差がない場合、(または反則2回未満・場外反則を3回未満)、判定の基準は下記のとおりとなる。
リングゼネラルシップ(ダメージを含む攻撃による試合全体の主導権をいかに掌握したか)
第11条 一本、技有りの定義
第1項 一本の定義は下記の通りになる。
- 打撃技:突き蹴りによる3秒以上のダウンで一本勝ち、6秒以上の戦意喪失、フラッシュダウンで見込み一本。
- 関節技:腕関節技または足関節技による一本勝ち、又は見込み一本。
- 絞め技:裸締めまたは道衣を使用した締め技による一本勝ち、又は見込み一本。
- 技有り 2 つによる合わせ一本
- 危険防止のため主審判定によるテクニカルノックアウト
- 相手選手が反則を 3 回もしくは悪質な反則により失格した場合
第2項 技有りの定義は下記の通りになる。
- 主審判断によるスタンディングダウン(打撃攻撃によるダメージ)。
- 3秒未満のダウン
- 6秒未満の戦意喪失。
- 反則行為を2回おかしてしまうこと。またそれに相当する悪質な反則行為。
- 相手選手反則を2回行なった場合は技有りに次ぐポイントとなり、 技有り以上の差が無い場合には、どんなに試合を有利に進めていても 反則を2回している選手の負けとなる。
第3項 優勢勝ちの定義
試合終了時において「一本」「技有り」「反則 2 回以上」等の差が無い場合は、副審 2 名と監査 1 名の計 3 名による旗判定により勝敗を決する。
※判定の基準は効果的な打撃・組み技>効果的な積極性>ファイティングエリアコントロールの評価に基づくものとする。
第12条 寝技の定義(グラウンド時間等)
第1項 足の裏以外が地面に着いた場合(投げ、転倒、ひきこみ等)に審判の「グラウンド」コールで寝技になる。
第2項 寝技の時間は50秒 2回とする。
- また主審のグラウンドコールから5秒以内に両選手が立ち上がった場合にはグラウンドの回数に含まれない。
- なおグラウンド状態での打撃攻撃の一切を禁ずる。
第3項 グラウンド(50秒)2回以降は投げてもグラウンドにはならない。主審の「待て」で開始戦から再開する。
第13条 場外
第1項 場外の定義と進行
- マット(畳)外側ラインを境に内側を場内、外側を場外とし、場外に体の半分以上が出た場合には試合をストップし中央で>場外反則?のコールの後に再開する。
- 但し、立ち組技において技の流れでライン際の微妙なところでグラウンド状態になってしまった場合やグラウンド状態でのラインの外に出た場合には試合進行の妨げにならない場所までは続行し、試合進行の妨げになる場所まで来た時は、主審の判断で「動くな」もしくは「ドントムーブ」とのコールで選手の動きをストップし試合場内に「動くな」とコールされた状態のまま移動し「続行」のコールにより続行する。
第2項 場外反則(下記参照)
- 打撃を嫌がって、故意に場外にエスケープした場合
- 連打により場外に押し出された場合
- 組み技を嫌がって、故意に場外に出た場合、もしくは出した場合
- グラウンド状態で故意に、試合場マットの場外及び進行不可能な場所までエスケープした場合
上記の行為を行なった場合には、反則がコールされる。
第14条 セコンド・応援者
第1項 セコンド・応援者
- セコンド・応援者は、試合中、自軍競技者に言葉による助言を与えることのみが認められている。
- セコンド・応援者は、試合進行を妨げるいかなる行為を行ってはならない。
- セコンド・応援者による反則は1回目で注意、2回目で退場となる。また、重度の違反行為があった場合には、競技者が失格となる。
- セコンド・応援者は、審判の注意を引いたり、審判の行動に影響を与えようとする行為を行ってはならない。
- セコンド・応援者は相手選手への抗議、罵倒、侮辱、暴力行為を行なってはならない。
第15条 反則行為(故意過失に係らず反則とする)
第1項 反則行為(下記参照)
- 頭突き
- 金的攻撃
- 脳天、後頭部、延髄、脊柱、脊髄への打撃攻撃
- 脳天、後頭部から落とす行為(バスター禁止)
- 相手を地面から持ち上げ叩きつける行為(バスター含む)
- 関節蹴り
- グラウンド状態でのあらゆる打撃攻撃
- 指を極める行為
- 頭髪・喉・粘膜部(目、鼻、耳、口、肛門等)への掴みや攻撃
- 場外反則
- 飛び付きクロス、背後からの飛び付きバック、蟹ばさみ
- 帯で首を絞める行為
- ダウンしている者への攻撃
- セーフ面を故意に掴む行為
- その他非道徳的な攻撃等
- 審判の指示に従わない行為
- その他大会運営に支障をきたす行為
- セコンド・応援者による反則(14条参照)
減点および失格の基準
- 反則行為があった場合には下記のとおりに減点される。
- 1回目で“反則1”というようにコール(判定時には加味されない)
- 2回で減点(相手に技有り)
- 3回で失格(相手に一本)となる。
- 通念上悪質な反則があった場合には1度目の反則であっても主審の判断により減点や失格にすることができる。また相手のダメージ、偶発的なものかを審判が判断し、口頭注意のみの場合もある。
特例対応
通念上悪質な反則があった場合、1度目の反則であっても主審の判断により減点や失格が適用される。
また、反則行為の発生時、主審がダメージや偶発的な要因を考慮し、口頭注意のみで済ませる場合もある。
・当サイトに掲載するルールは、禅道会総本部サイトhttps://zendo.jp/rule/rf-karate-general-expert/より引用しております。