会場 広島市安佐南区スポーツセンター武道場
午前 昇級審査会
午後 合同練習会
今年2回目の中国地区審査会です。世間ではコロナウィルスも落ち着いてきており、今回も多くの参加者となりました。
午前中は、武道場の2面コートを使用し、約70名が審査会を受験、熱気にあふれた審査会が開催されました。
一つ上の級位への合格を目標に、審査会に向け、皆が稽古を重ねていきます。審査会は道場生たちが稽古の成果を発揮する場であり、技の向上を目指す大切な行事です。
受験者は技術と心構えを披露し、厳しい審査員の目を受けながら一つ一つの技を大きな声(気合)を出して受験しておりました。
禅道会は、空手道・総合武道・総合格闘技の競技であり、いわゆる「実戦カラテ」の部類に入ります。
実際に技を当てる空手のことを「実戦カラテ」と言いますが、「実戦カラテ」を代表するのが、極真会館・正道会館・白蓮会館・佐藤塾のルールである「フルコンタクトカラテルール」、略して「フルコンルール」と言います。
いわゆる「フルコンルール」はパンチと蹴りを実際に相手にコンタクトするルールですが、禅道会のように投げや寝技がありません。
禅道会ルールには、投げと寝技があり、一般部上級者と少年部上級者(希望者)は関節技と絞め技が入ります。ということで禅道会は「実戦カラテ」の中でも「超実戦カラテ」になります。
「実戦カラテ」だからといって、毎回の稽古でガチの試合を行っているわけではありません。
あくまでも基本に返り、
相手と試合をする稽古ではない基本稽古・移動稽古で、素振り・型・ディフェンスを反復し、じっくりと構えと技を作る稽古が大半となってきます。
そしてミットトレーニングでミットに技を当て鍛える稽古、
相手との目慣らしスパーリング(軽く技を出し合う)を行い、
段階を追って、実力を高めていくのです。
ですから審査会では、基本を審査する【基本審査】と実際の試合を審査する【試合審査】の両方を行っております。
基本で構えと技を練り作っていくことから、更に創意工夫が生まれ、努力し実力が高まっていくのです。
一見、試合は激しく見えると思いますが、基本の積み重ねが土台を造っていきます。
今回の【試合審査】は「幼年~小2」と「小3~一般部」に分かれ、2つの試合場コートで行いました。受験者たちは緊張感の中、一生懸命取り組み、試合を行いました。
1試合終わる度に、選手たちに向け暖かい拍手と声援が贈られ、優しい空気が会場を包みます。受験者の皆さんは本当に頑張ったと思います。
午後には合同練習会が行われ、参加者はABCの3つのクラスに分かれて取り組みました。
Aクラスは幼年から小学2年生まで、岩間支部長が担当しました。打撃技のコンビネーション(連続技)を身につけるために、コンビネーションミットの練習を中心に行いました。
Bクラスは小学3年生から小学6年生と一般女子を対象とし、漆原道場長が指導に当たりました。コンビネーションミット、カウンターの反復、スパーリングなど、より実践的なトレーニングが行われました。
Cクラスは中学生以上~一般部男子、播磨道場の山崎道場長が指導を担当しました。寝技のセミナーが中心となり、参加者たちは技術の向上に熱心に取り組み、楽しんでセミナーを受けていました(^^)
合同練習会では、道場の垣根を越え、互いに切磋琢磨し向上することを目的としております。良い交流会となりました!お疲れ様でした。
空手道禅道会は今後も充実した活動を行って行きます。よろしくお願い致します!